しと

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 小便。しとと。 宇津保物語(970‐999頃)歳開上「父君にしと多(ふさ)にしかけつ」 尿
[補注]「霊異記‐下」の「仏坐の上に屎矢(くそまり)穢し〈略〉〈類従本訓釈 矢 麻利〉」について、真福寺本では「矢」を「失」とし、「失 糸土」と訓釈をつけている。
広辞苑 名詞 小便。ゆばり 紫式部日記「この宮の御―に濡るるは、嬉しきわざかな」 尿
大言海 名詞 〔垂レ出ス意〕
小便。イバリ
靈異記、下、三十八緣「景戒之私造堂、狐堀入( ニ)、佛坐(ノ ニ)屎矢( シ)」訓釋「矢、絲土」
宇津保物語、藏開、上 五十六 「生レ給ヒシ卽チヨリ、御懷放チ奉リ給ハズ、御しとニ(ソホ)ヂオハシマス」
紫式部日記「此宮ノ御しとニ濡ルルハ、嬉シキワザカナ」
著聞集、十六、興言利口「或ル夜、法師、しとノ、シタカリケレバ」
散木集、九、雜、上「(カタチ)好シト言ハレケル人ノ、打チトケテ、しとシケルヲ聞キテ、咳嗽ヲシタリケレバ、耻ヂテ、入リニケリ」

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最終更新:2024年10月13日 18:12