しば(柴)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 山野に生える小さい雑木。また、それを切って、薪にしたり、垣根を作ったりするもの。灌木。そだしばきふし 日本書紀(720)皇極二年二月是月(岩崎本平安中期訓)「巫覡(かむなき)等、枝葉(シハ)を折り取りて、木綿を懸掛(してか)けて」
② 「しばいぬ(柴犬)」の略。 ひとつの青春(1967)〈大原富枝〉五「柴の雑種でかしこく、いつも彼の方に向って土間に坐っている」
広辞苑 名詞 山野に生える小さい雑木。また、それを折って薪や垣にするもの。そだしばきふし 万葉集14「あまの原富士の―山このくれの」。
「山で―を刈る」
大言海 名詞 (シミ)()ノ略ト云フ、關東、そだ、加賀、ほえ、丹波、おどろ、朝鮮語、しョぶ(薪)、說文「柴、小木散材」禮記、月令篇「收秩薪柴」注「大而可析者、謂之薪、小而束者、謂之薪」〕
山野ノ雜木。又、其枝ナド()リテ、薪トシ、垣ニ結ヒナドスルモノ。シバキ
字鏡 五十五 「荆、志波」
萬葉集、十四「富士ノ之婆山」
源、五十、浮舟 三十三 「柴ツミ舟」
同、二、帚木 三十五 「しば垣」
同、五、若紫 十二 「柴ノ庵」
萬代集、十六、雜、三「しばノ編戶」
續詞花集、四、冬「しばズリ衣」

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最終更新:2024年10月14日 17:22