しふ(強)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 他人の意志を無視して、無理におしつける。無理に行なう。無理に勧める。強制する。しゆ。 万葉集(8C後)三・二三六「いなといへど強流(しふル)志斐(しひ)のが強ひ語りこのごろ聞かずてあれ恋ひにけり」
日葡辞書(1603‐04)「サケヲ xijru(シイル)」
広辞苑 他動詞 相手の意志を無視して、自分の意のままに物事をおしつける。強制する。 万葉集4「否と言はば―・ひめやわが背」。
徒然草「いたう痛む人の、―・ひられて少し飲みたるもいとよし」。
「犠牲を―・いる」
強ふ
大言海 他動詞 押シテ、事ヲ()ス。(イナ)ト云フヲ、押シテ勸ム。無理押ヲスル。オシクル。 靈異記、中、三十四緣「孃猶否辭、牡強入嬲、廼心聽許」訓釋「強、シヒテ」
字鏡 廿一 「強言、志比天云」
名義抄「強、シフ」
字類抄「強、シフ」
萬葉集、三 十二 (イナ)ト言ヘド、 強流 (シフル)志斐能ガ、 強語 (シヒガタリ)
源、三十四、下、若菜、下 三十九 「身ヲナキニシテ、此事ヲ(マネ)ビトラムト惑ヒテダニ、しふるハ難クナムアリケル」
四條大納言集「今ヨリハ、思フコトヲモ、言ハデ歷ム、しふるハツラキ、モノニゾアリケル」
孟子、離婁、上篇「猶醉而強 一レ 酒」
動詞活用表
未然形 しひ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 しひ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 しふ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 しふる も、かも、こと、とき
已然形 しふれ ども
命令形 しひよ

検索用附箋:他動詞上二段

附箋:上二段 他動詞

最終更新:2024年10月14日 19:59