すく(鋤)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① 農具の鋤(すき)・鍬(くわ)などで土地を掘りおこす。農作物を植えるために田畑を掘りかえす。 古事記(712)下・歌謡「嬢子の い隠る岡を 金鉏(かなすき)も 五百箇(いほち)もがも 須岐(スキ)撥(ば)ぬるもの」
② 除く。取りのける。 史記抄(1477)一一「わるいものをば、すっとあとをすいてとるやうに」
広辞苑 他動詞 (「透く」と同源)①(すき)などで土地を掘りかえす。 古事記下「 媛女 (おとめ)のい隠る岡を金鋤も 五百箇 (いおち)もがも―・き撥ぬるもの」。
「田を―・く」
鋤く
② 除く。とりのける。 玉塵抄14「呂氏をは―・いて捨てうと云ふ心ぞ」
大言海 他動詞 〔すくすくト突入ルル意カ〕
直下ニ突キサシテ、土ヲ掘ル。(スキ)ニテ、土ヲ起ス。
字類抄「耕、スク、鋤、犂」
古事記、下(雄略) 三十六 長歌「 鐵鉏 (カナスキ)、云云、須岐()ヌルモノ」
素性集「山田すき、春ノ種ヲバ、蒔キシカド、秋タツ身(()ニ言ヒカク)ニハ、ナラジトゾ思フ」
仲文集「中將殿、前栽繕ハセ給フニ、心ナキ人ノ、 瞿麥 (ナデシコ)ヲすきテ捨テタルヲ」
「田ヲすく」畠ヲすく」
動詞活用表
未然形 すか ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 すき たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 すく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 すく も、かも、こと、とき
已然形 すけ ども
命令形 すけ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年11月04日 19:37