する(摺)

日本国語大辞典
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 他動詞 ①型木をあてて布地に模様を染め出す。 万葉集7「春さらばいかなる色に―・りてば良けむ」 刷る・摺る
②版木や活版などにインクや絵具をつけ、紙をあてて字・絵を写しとる。印刷する。 日葡辞書「ハンニスル、また、ハンギヲスル」。
「版画を―・る」
大言海 他動詞 前前條ノ語意ニ同ジ、摺ノ字ヲ慣用スルハ、搨ノ字ノ(ツクリ)(サカサ)ニシテ誤用セルカ〕
版木ニ、黑、繪ノ具ヲ塗リ、紙ニ(コス)リテ、移シ取ル。
萬葉集、七 廿四 綵色衣 (イロドリゴロモ)()(スラ)ト思ヒテ」
古今集、四、秋、上「月草ニ、衣ハ ム、朝露ニ、濡レテノ後ハ、(ウツロ)ヒヌトモ」
古事記、下(雄略) 三十五 靑摺衣 (アヲズリノキヌ)
動詞活用表
未然形 すら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 すり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 する べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 する も、かも、こと、とき
已然形 すれ ども
命令形 すれ

日国は同じ見出し語の扱い。「する(擦・摩)」を参照。

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附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年11月23日 18:15