せこ(勢子)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 「せご」とも ) 狩猟の場で、鳥獣を駆り立てたり、他へ逃げ去ることを防ぎ止めたりする人夫。狩子(かりこ)。《 季語・冬 》 永久百首(1116)夏「夏の野におちくる鹿を待かけてあふにあふ共みゆるせこかな〈源俊頼〉」
浄瑠璃・仮名写安土問答(1780)初「北山にて鹿狩を催し。則ち勅使の上覧に備へん為。兼ては青顧(せこ)の用意も致す」
勢子・列卒
広辞苑 名詞 狩場などで、鳥獣を駆りたてる人夫。かりこ 〈日葡辞書〉 勢子・列卒
大言海 名詞 (セリ)()ノ約〕
カリコ。アラシコ。(カリ)ノ時、鳥獸ヲ驅リ出ス夫卒。列卒
吾妻鏡、十三、建久四年四月二日「覽那須野、去夜半更以後入勢子、小山左衞門尉朝政、云云、依召、獻千人勢子
堀河百首「五月闇、峯タツ鹿ヨ、心セヨ、トモシノせこモ、亂レ入ルナリ」
夫木抄、八「夏狩ノ、せこ蹈ミシダキ、分クル野ニ、萎レヤスラム、サ百合ハノ花」
勢子

検索用附箋:名詞名称

附箋:名称 名詞

最終更新:2024年12月01日 17:07