せす

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 連語 ( 動詞「す(為)」の未然形に、上代の尊敬の助動詞「す」の付いたもの ) なさる。あそばす。 万葉集(8C後)一・三八「やすみしし わが大君 神ながら 神さび世須(セス)と 〈略〉高殿を 高知りまして 登り立ち 国見を為勢(せセ)ば」 為す
広辞苑 (動詞スの未然形に尊敬の助動詞スの付いた形)したもう。なさる。 万葉集1「安見しし吾がおほきみ神ながら神さび―と」 為す
大言海 他動詞 す(爲)ノ敬語。()(タマ)フ。 萬葉集、一 十九 長歌「安見シシ、吾ガ 大王 (オホキミ)、神ナガラ、神サビ世須ト、芳野川」
同、同 廿一 「草枕、旅宿リ世須、古ヘ(オモ)ヒテ」
同、十九 三十九 長歌「國見シ勢志テ」
動詞活用表
未然形 せさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 せし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 せす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 せす も、かも、こと、とき
已然形 せせ ども
命令形 せせ

検索用附箋:他動詞四段
検索用附箋:連語

附箋:他動詞 四段 連語

最終更新:2024年12月01日 17:48