せぜ

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 「せせ」とも )
① 多くの瀬。あちこちの瀬。
催馬楽(7C後‐8C)貫河「貫河の世々(セセ)の やはら手枕 やはらかに」
太平記(14C後)三「木津川の瀬々(セゼ)の岩波早ければ懸けて程なく落る高橋」
瀬瀬
② 折り折り。その時その時。 源氏物語(1001‐14頃)早蕨「身を投げむ涙の川に沈みても恋しきせせに忘れしもせじ」
広辞苑 名詞 ①かずかずの瀬。多くの瀬。 万葉集13「あすか川―の玉藻のうちなびき」 瀬瀬
折々 (おりおり) 源氏物語早蕨「身を投げむ涙の川に沈みても悲しき―に忘れしもせじ」
大言海 名詞 數多ノ瀨。此ノ瀨、又、彼ノ瀨。 萬葉集、十一「コノ川ノ、瀨瀨ノ敷浪、()()クニ、妹ガ心ニ、乘リニケルカモ」
齋宮女御集「風サヘヤ、神ノアタリヲ、拂フラム、早キせぜニモ、散ルモミヂ葉ヲ」
瀨瀨

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最終更新:2024年12月01日 18:01