そく(退(自動詞))

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 遠く離れる。遠ざかる。しりぞくのく 古事記(712)下・歌謡「大和へに 西風(にし)吹き上げて 雲離れ 曾岐(ソキ)居りとも 我忘れめや」 退
他動詞 離す。遠ざける。しりぞかせる。取り去る。 万葉集(8C後)一四・三四七九「安可見山草根刈り曾気(ソケ)逢はすがへ争ふ妹しあやに愛(かな)しも」
広辞苑 自動詞 遠く離れる。さがるしりぞく 古事記下「大和辺に 西風 (にし)吹き上げて雲ばなれ―・き居りとも我忘れめや」 退く
他動詞 しりぞかせる。離す。除く。 万葉集11「夏草の刈り―・くれども生ひしく如し」
大言海 自動詞 ()ノ活用語〕
(サカ)。離ル。ハナレ、サカル。遠ザカル。
古事記、下(仁德) 倭方 (ヤマトヘ)ニ、 西風 (ニシ)吹キアゲテ、雲離レ、 曾岐 (ソキ)居リトモ、我レ忘レメヤ」
萬葉集、三 四十五 「天雲ノ、 曾久方 (ソクヘ)(キハミ)
同、廿 六十一 高圓 (タカマド)ノ、野ノ上ノ宮ハ、荒レニケリ、立タシシ君ガ、御代遠 曾氣 (ソケ)バ」
(シリ)ぞく」
退
動詞活用表
未然形 そか ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 そき たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 そく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 そく も、かも、こと、とき
已然形 そけ ども
命令形 そけ
動詞活用表
未然形 そけ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 そけ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 そく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 そくる も、かも、こと、とき
已然形 そくれ ども
命令形 そけよ

検索用附箋:自動詞四段
検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞 四段 自動詞

最終更新:2024年12月21日 16:04