そす(過)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ( 動詞の連用形に付けて、補助動詞のように用いる ) その動作を度を過ごして熱心にする意を表わす。しきりに…する。…しすぎる。 蜻蛉日記(974頃)中「三十日三十夜は我もとにとはむといへば、〈略〉年ごとにあまればこふる君がためうるふ月をばおくにやあるらん とあれば、いはひそしつとおもふ」
源氏物語(1001‐14頃)帚木「かしこく教へたつるかなと思ひ給へて、我だけく言ひそし侍るに」
広辞苑 他動詞 (他の動詞の連用形に付けて用いる)度をこえて…する。 源氏物語帚木「我だけく言ひ―・し侍るに」 過す
大言海 他動詞 スゴススグス。(熟語ニノミ) 宇津保物語、初秋、上 四十八 「責メそさセ給ヘルニ、(コウ)ジニタリヤ」
同、嵯峨院 九十九 「數囘仕ウマツリそしタリヤトテ」
源、四十八、寄生 三十八 「心得ヌマデ、好ミそし給ヘル」
同、四十六、總角 廿八 「老人ドモハ、()そしツト思ヒ」
同、十三、明石 廿 「人人ニ、酒()ヒそしナドシテ」
「言ヒそしテ」
動詞活用表
未然形 そさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 そし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 そす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 そす も、かも、こと、とき
已然形 そせ ども
命令形 そせ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2024年12月22日 14:40