そち

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 代名詞 ① 他称。相手側のいる方向をさし示す(中称)。そっちそちら 万葉集(8C後)二・一九九「引き放つ 箭の繁けく 大雪の 乱れて来れ(一云)霰なす 曾知(ソチ)より来れば」
史記抄(1477)一三「御内は、そちからにげさしめ、我はこちからにげふと云て」
其方
② 対称。中世以降使用された語で、①の転用。多く下位の相手に用い、主として武士・男性が用いた。「そなた」より敬意が低い。 史記抄(1477)一四「そちがもったる方書を、すっと棄て」
広辞苑 代名詞 ①「それ」と指せる方(の側)。そちら 史記抄「御内は―から逃げさしめ、我はこちから逃げう」 其方
②目下の相手を指す語。そなたなんじ。おまえ。 狂言、抜殻「―は伯父御の方へいて道具を借つて来い」
大言海 代名詞 其路 (ソチ)ノ義カ。 彼路 (アチ) 此路 (コチ)(イヅ)()ニ對ス〕
(一){稍、身ヨリ離レタル方位ニ用ヰル代名詞。ソノカタ。ソナタソッチソチラ
萬葉集、二 三十四 長歌「霰(ナス)、曾知ヨリ來レバ」 其方
(二)下輩ニ用ヰル、對稱ノ代名詞。 史記抄(文明)十「そちガ云ワズトモ、我モ、サ思フタゾ」
狂言記、鍋八撥「先ヘ來タ某ヲ 退 ()ケウヨリ、そち、 退 ()ケ」

検索用附箋:代名詞二人称指示詞

附箋:二人称 代名詞 指示詞

最終更新:2024年12月22日 16:07