たす

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① ある数量にさらに数量を加える。二つ以上の数量の和をつくる。また、足りない分をおぎなう。 日本書紀(720)天武一三年閏四月(北野本訓)「則ち馬兵并て当身の装束(よそひ)の物、務めて具に儲(そな)へ足(タス)」
日葡辞書(1603‐04)「カズヲ tasu(タス)、または、taita(タイタ)」
② こまかい仕事や用件を行なう。用事をする。用をすます。 滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「宿元の用事も足(タ)さずに」
広辞苑 他動詞 ①(数量を)加える。不足を補う。 「桶に水を―・す」「言葉を―・す」 足す
②(「用を―・す」の形で)片づける。すませる。 浮世風呂前「宿元の用事も―・さずに」。
「ついでに用を―・してくる」
大言海 他動詞 缺ケタルニ補フ。增シ加フ。ひたす(養)ノ條ヲ見ヨ。 狂言記、武惡「只今デハ隣屋敷ヲ買ヒ足しマシテ、殊ノ外、廣ウ住マヒマスルニ依ッテ」
同、萩大名「足ラズバ、足ラヌト疾ウオシャライデ、足しテオマサウモノヲ」
動詞活用表
未然形 たさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 たし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 たす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 たす も、かも、こと、とき
已然形 たせ ども
命令形 たせ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年01月25日 17:41