たび(手火)

日本国語大辞典 名詞 手に持つ、照明用の火。たいまつの類。 日本書紀(720)神代上「陰(ひそか)に湯津爪櫛(ゆつつまぐし)を取りて、其の雄柱を牽き折(か)きて秉炬(タヒ)として」
石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「初に鬼火を見れば、数十里の間なり。或は十炬(タヒ)、二十炬なり」
手火
広辞苑 名詞 手に持って路などを照らすたいまつ。 万葉集2「―の光そ 幾許 (ここだ)照りたる」 手火
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 名詞 手ニテ() 炬火 (トモシビ)トモシビ。タテアカシ。松明。 神代紀、上 十六 「秉炬、此云 多妣 (タビ)
字鏡「炬、太比、又、止毛志火」
萬葉集、二 四十四 長歌「 天皇 (スメロギ)ノ、神ノ御子ノ、 御駕 (イデマシ)ノ、手火ノ光ゾ、 幾許 (ココタ)照リタル」
手火

又、「たひ(手火)」も参照。

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最終更新:2025年02月08日 17:22