に(荷)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 持ち運んだり、運送したりする品物。荷物。 ※播磨風土記(715頃)揖保「ここに朸(あふこ)折れて荷(に)落ちき」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「江戸でなくては荷(ニ)のはける所がねへ」
② 責務。責任。 「荷が重い」「肩の荷がおりる」
③ 手数のかかる厄介なこと。負担になるもの。 ※婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「一軒かけ離れて、彼処へ行くのは荷なんだけれども」
④ 劇場関係者の間で、演題と出演者の総称。
広辞苑 名詞 ①たずさえ、にない、また、運送するようにした品物。にもつ。 万葉集2「 東人 (あずまど) 荷向 (のさき)の箱の―の緒にも」。
「―を積む」
②負担。責任。任務。 続日本紀21「―重く力弱くして負ひ()ちあへず」
③手数のかかるもの。厄介なもの。 「家事が―になる」
大言海 名詞 (一)物ヲ人、馬、舟、車ナドニテ運ブ時ノ稱。荷物。行李 倭名抄、十一、舟具「𠢧、布奈邇」
天治字鏡、五「馱、爾於保須」
新六帖、二「トニカクニ、大原山ノ、荷ヲオモミ、冬ハスミ木ヲ、コリヤソフラン」
(二)ヒキウケウケモチ。負擔。ヤクメ。任務。 續紀、廿一、天平寳字二年八月、詔「荷重ク力弱クシテ、負荷ニ堪ヘズ」
(三)手數ノカカルモノ。厄介ナルモノ。モテアマシモノ。

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附箋:名詞 物品

最終更新:2023年07月16日 20:15