たへ(妙)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 形容動詞 ① 人知をこえて霊妙であるさま。不思議なまでにすぐれているさま。怪しいまでにすぐれて美しいさま。 万葉集(8C後)九・一七四〇「海若(わたつみ)の 神の宮の 内の重の 細(たへ)なる殿に」
源氏物語(1001‐14頃)若菜上「たへにおもしろくあやしきまでひびく」
② 技芸などが非常にすぐれているさま。じょうずであるさま。 古今和歌集(905‐914)仮名序「山の辺のあか人といふ人ありけり。哥にあやしく、たへなりけり」
③ なよやかで美しいさま。 平家物語(13C前)八「せいちいさうたえにして」
広辞苑 ①不思議なまでにすぐれているさま、霊妙。 万葉集9「 海若 (わたつみ)の神の宮の内の()の―なる殿に」。
「―なる楽の音」
②じょうずなさま。巧妙。 源氏物語梅枝「―にをかしき事は、とよりてこそ書き出づる人々ありけれど」
③こまかいこと。小柄なこと。微妙。 平家物語8「せい小さう―にして、片手にあふべしとも見えぬ人」
大言海 名詞 微妙ナルコト。アヤシク勝レタルコト。 名義抄「妙、タヘナリ」
古今集、序「山部赤人トイフ人アリケリ、歌ニアヤシクたへナリケリ」

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最終更新:2025年02月09日 16:20