たみ(民)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 君主・帝王に統治されるすべての人々。臣民。貴族、また、武士階級を除いた庶民。百姓。おおみたからあおひとぐさ。蒼生。また、現代では広く国家社会を構成する人。国民。 万葉集(8C後)一一・二六四五「宮材引く泉のそまに立つ民(たみ)のやすむ時なく恋ひわたるかも」
源氏物語(1001‐14頃)明石「みづから斯く田舎のたみとなりにて侍り」
広辞苑 名詞 ①統治さている人々。臣民。また、国家社会を形づくる人。人民。 万葉集11「 宮材 (みやき)引く泉の(そま)に立つ―の(いこ)ふ時無く恋ひわたるかも」
②キリスト教で、神に導かれる民族ないし共同体。
大言海 名詞 田部 (タベ)ノ轉、田ヲ作ル群生ノ意ト云フ〕
一國中ニ住メル程ノアラユル人ノ稱。君主政府ニ治メ從ヘラレテアルスベテノ人人。オホミタカラ。オホンタカラ。ヒトクサアヲヒトクサ。人民。百姓。萬民。蒼生 黔首 黎民
欽明紀、三十年四月「田戶」私記曰、案假字本、作 田部 (タミ)(ツカヒ)
孝德紀、大化二年八月「 國家民 (オホヤケノタミ)
日本紀竟宴歌「オホササギ、高ツノ宮ノ、雨モルヲ、フカセヌコトヲ、多美ハヨロコブ」

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最終更新:2025年02月15日 17:23