たゐ(田居)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 田のあるところ。田。また、転じて、いなか。 催馬楽(7C後‐8C)浅緑「新京朱雀の しだり柳 または太為(タヰ)となる 前栽秋萩撫子 蜀葵(からほひ)しだり柳」 田居
② 田の間で、仮屋などの設けられる土地。 万葉集(8C後)一〇・二二五〇「春霞たなびく田居(たゐ)に盧つきて秋田刈るまで思はしむらく」
広辞苑 名詞 田のある所。たんぼ。田。 万葉集10「 鶴鳴 (たずがね)の聞ゆる―にいほりして」 田居
大言海 名詞 (一)田ノアル所。田ト云フニ同ジ。タンボ 萬葉集、九 廿三 「筑波嶺ノ、 裾曲 (スソワ)ノ田井ニ、秋田刈ル、妹ガリヤラム、黃葉手折ラナ」
同、同 廿三 長歌「尾花散ル、シヅクノ田居ニ、雁ガネモ、寒ク來鳴キヌ」
田居
(二)里離レクル田ドコロニ、秋、(カリ)()ヲ作リテ居ル所ト云フ。又、泛ク、 田舍 (ヰナカ)ノ意。 萬葉集、十 五十一 「春霞、タナビク田居ニ、廬シテ、秋田刈ルマデ、思ハシムラク」
新千載集、十八、雜、下「吳竹ノ、伏見ノ田居ノ、カリノ世ニ、思ヒ知ラデヤ、モリ明スラム」

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最終更新:2025年02月24日 14:37