だす(助動詞)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 助動詞 ( 活用は「◯・だし・だす・◯・◯・◯」。「で‐やす」の変化した語 ) 「です」にあたる断定の助動詞の丁寧語。明治以後は大阪地方の方言。 洒落本・真女意題(1781)「夫だがいまっからア半端だす、モウ何時だヱ」
[補注]終止形は、少しぞんざいな言い方では、「だす」の「す」を省き、「だァ」という。下にカ行音が来る場合や、終助詞「え」、推量の助動詞「やろ」などが結合する場合には促音便になって、「だっか」「だっけど」「だっせ」「だっしゃろ」となり、ナ行音が来れば「だんな」「だんねん」と撥音便になるのが普通。また、促音の直下では「だす」は「えらいこったっせ」など、清音となる。もと船場(せんば)を中心とする商家のことば。

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最終更新:2025年02月23日 17:17