だて(立)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 接尾辞 ( 動詞「たてる(立)」の連用形から )
多く名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹に付いて、ことさらにそのような様子をする、積極的に、実際以上のさまを誇示してみせようとする意を表わす。「男立て」「賢(かしこ)立て」「古歌立て」「隠しだて」「かばいだて」など。
古今著聞集(1254)一二「さしもはやりたることに、ただひとりまじりたまはざりつれば、賢人だてかとおもひて侍つるに」 立・建
語素 ① 車につける牛馬の数や舟につける艪(ろ)の数につけて、それだけの数で成り立っていることを表わす。「二頭だての馬車」「八ちょうだて」など。
② 映画、演劇などで、一回の興行を成り立たせている作品の数をいう。また、一つのことを構成している項目や種類、方針などの数を表わす。「三本だての興行」など。
③ ( 建 ) 建築物の構造や階数を表わす語について、そのような建て方のものであることを表わす。「二階建て」「平屋建て」「一戸建て」など。
広辞苑 接尾辞 ①形容詞の語幹および名詞または動詞の連用形などに付けて、その意味を強め、またはその事をとりたてて示そうとする場合に用いる語。 「心やす―」「忠義―」「隠し―」 立て
②船の艪の数や車につける牛馬の数、または項目・種類の数などに付けて、それだけで成り立っている意を表す。 八梃 (はっちょう)―」「四頭―」「三本―の映画」
大言海 接尾辞 他語ト熟シテ名詞トナリ、其(フリ)スル意ヲ云フ語。 狂言記、舟ふな「オノレノ分デ、古歌だてヲ言ヒヲル」
「カシコだて」カマヒだて」亭主だて」男だて」

検索用附箋:接尾辞
検索用附箋:語素

附箋:接尾辞 語素

最終更新:2025年02月24日 14:54