だに(連語)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 [ 1 ] ( 断定の助動詞「だ」に接続助詞「に」の付いたもの )
① 順接的な関係での接続を表わす。…だから。
洒落本・辰巳之園(1770)「久しぶりだに、鳥渡参ろふかと思ひやす」
② 事柄に対する不満の感情をこめて、逆接的な関係での接続を表わす。…なのに。 滑稽本・浮世床(1813‐23)初「髪結床といふものは早く起る筈だに馬鹿々々しい」
[ 2 ] ( 断定の助動詞「だ」に終助詞「に」の付いたもの ) 文末の断定に軽い感動をこめる。…なのに。 内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「恰(ちゃう)ど、仕立物に掛ったとこだに」
広辞苑 (断定の助動詞ダに接続助詞ニの付いたもの)…なのに。 鳥の町「此の雷は鳴りさうなもの―根から鳴らぬ」

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最終更新:2025年02月24日 15:39