ぬ(沼)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ぬま。多く、他の語に付いて複合語を作る。「こもりぬ」「おぬ」など。 ※金剛般若経讚述嘉祥四年点(851)「猶し汎べる舟の、東に邁ぐるときに、凝れる沼(ヌ)を、西に流ると矚たるが如く」
[補注]「大般若経字抄」「書陵部本名義抄」などでは、「沼」にヌウの訓をあげている。「書陵部本名義抄」では、ヌに平声、ウに上声の点を付しており、院政期頃には上昇調にヌウと発音されていたと思われる。
広辞苑 名詞 ぬま」に同じ。他の語に付いて複合語を作る。 万葉集2「 埴安 (はにやす)の池の堤のこもり―の」
大言海 名詞 粘滑 (ヌメル)ノ義〕
ぬま(沼)ニ同ジ。
倭名抄、一河海類「沼、奴」
古今集、十九、誹諧「隱レぬノ、下ヨリ生フル、 蓴菜 (ネヌナハ)ノ、寐ヌ名ハ立テジ、クルナ厭ヒソ」
夫木抄、廿四、沼「綠ぬニ、浮キタル蓮、クルナヰニ、水ニゴルナリ、波タユナユメ」

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最終更新:2024年06月13日 16:57