辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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日本国語大辞典 | 名詞 | ① 日本建築で、大棟上に交差した木。本来は破風(はふ)の上方が棟上に出て交差したものであるが、後には装飾化し、棟上に置くようになった。ひぎ。 |
延喜式(927)祝詞(出雲板訓)「高天原(たかまのはら)に千木(チキ)高知(たかし)りて、皇御孫の命の瑞(みつ)の御舎(みあらか)を仕(つか)へ奉(まつ)りて」 太平記(14C後)一二「大方自余の社には様替て、千木(チギ)も曲らず形祖木も捀ず」 |
千木・搏風 |
② 「ちぎばこ(千木箱)」の略。 | 洒落本・真女意題(1781)「『アノ鳥居のまへにならべて有るちっこひ箱は何でごいす』『アリャア搏風(チキ)とって、爰の名物さ』」 | |||
③ 茅葺(かやぶ)き屋根の棟にまたがせたX字形の組み木。うまのり。 | ||||
広辞苑 | 名詞 |
社殿の屋上、 |
祝詞、祈年祭「高天原に―高知りて」 | 千木・知木・鎮木 |
大言海 | 名詞 |
〔 一名、 |
神武紀
十八
「 祈年祭祝詞「高天ノ原ニ千木高知リテ」 太神宮延曆儀式帳「正殿一區、云云、 貞和太神宮御飾記「組目上謂 二 千木 一 、組目下謂 二 搏風 一 」 風雅集、十九、神祇「かたそぎノ、千木ハ 新古今集、十九、神祇「夜ヤ寒キ、衣ヤウスキ、カタソギノ、行合ノ閒ヨリ、霜ヤ置クラン」 |
千木 |
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