つく(漬(他動詞))

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① 水にひたす。 日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「潮満瓊を漬(ツケ)ば、則ち、潮忽に満たむ」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九「買ふて持て来たばかり、ウヲータア〔水〕に浸(ツケ)んからだ」
② 肉・魚・野菜などを、塩、ぬかみそなどに入れておく。漬物にする。 宇津保物語(970‐999頃)蔵開下「薑(はじかみ)、つけたる蕪、堅い塩ばかりして」
広辞苑 他動詞 ①(「浸ける」とも書く)ひたす。うるおす。 万葉集7「広瀬河袖―・くばかり」。
「洗濯物を水に―・ける」
漬く
②塩またはぬかみそなどに入れる。つけものにする。 「なすを―・ける」
大言海 他動詞 (一){ヒタスウルホス 字鏡 三十九 「漬、比太須、又、水爾豆久、又、宇留保須」
名義抄「漬、ツク、ウルフ、ヒタス」
仁德紀、十二年十月「掘大溝於山背栗隈縣、以(ツク)田」
萬葉集、七 三十八 「廣瀨川、袖(ツク)バカリ、淺キヲヤ、心深メテ、吾念ヘラム」
神功攝政前紀「引 儺河 (ナカガハ)、欲(ツケムト)神田
「糟ニ漬く」ぬかみそニ漬く」
(二)漬物ニ製ス。漬物ニスル。
動詞活用表
未然形 つけ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 つけ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 つく べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 つくる も、かも、こと、とき
已然形 つくれ ども
命令形 つけよ

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2025年03月22日 14:58