の（箟）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	① 植物「やだけ（矢竹）」の異名。	〔十巻本和名抄（934頃）〕	箆
		② 矢の竹の部分。矢竹で製した矢柄。	※梁塵秘抄（1179頃）二「鷲の本白をくゎうたいくゎうののに矧ぎて宮の御前を押し開き、無道射させんとぞ思ふ」
広辞苑	名詞	①ヤダケの古名。	〈倭名類聚鈔20〉	箆
		②矢柄 (やがら)。	平家物語9「馬の額を―深に射させて」
大言海	名詞	〔矢ノ 度 (ノリ)ノ意カト云フ〕 （一）竹ノ一種。矢竹 (ヤダケ)。其條ヲ見ヨ。	倭名抄、廿 廿五 竹類「箟、乃、箭竹名也」 字類抄「箟、箭竹也、ヤノ」 和玉篇「箟、ノ」	箟
		（二）矢幹 (ヤガラ)。矢ノミキ。	神代紀、上 廿二 「 千箭 (チノリ)（ 千箭 (チノ) 入 (イリ)ノ約）之靭」 萬葉集、十 三十九 「 足 (アシ) 日木笶 (ビキノ)（竹矢ノ合字）、山ヨリ 來 (キ)セバ、サ小鹿ノ、妻ヨブ聲ヲ、聞カマシモノヲ」 太神宮式、神寳料「箟、二千二百五十株」

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