つむ(集)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 あつめる。多く、「掻きつむ」「刈りつむ」などと熟して用いられる。 古今和歌集(905‐914)物名・四五五「あぢきなしなげきなつめそうき事にあひくる身をばすてぬものから〈藤原兵衛〉」
[補注]挙例の「古今集」については、なげきを集める、ではなく、嘆き詰める、の意とする見解が現在は多い。
広辞苑 他動詞 あつめる 拾遺和歌集雑「深山木を朝な夕なにこり―・めて」 集む
大言海 他動詞 あつむ(集)ノ略。 相摸集「蜑人ハ、又モコソ燒ケ、懲リズマニ、猶刈リつむる、物語ソハ」
新續古今集、十九、雜、下「思フ事、誰ニ言ハマシ、藻鹽草、搔キつめテダニ、慰ミヤセム」
拾遺集、十七、雜「深山木ヲ、朝ナ夕ナニ、()リつめテ、寒サヲコフル、ヲノノ炭燒」
六帖、一、氷「泣キつめシ、冬ノ淚ハ、コホリニキ、溶ケム春日ハ、身モヤ流レム」
動詞活用表
未然形 つめ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 つめ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 つむ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 つむる も、かも、こと、とき
已然形 つむれ ども
命令形 つめよ

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2025年04月13日 16:30