う(兎)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 うさぎ(兎)」の古いいい方。 ※拾遺愚草(1216‐33頃)上「露を待つうの毛のいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」 兎・菟
[補注]「書紀‐斉明五年三月」に「問菟、此をば塗毗宇(トヒウ)と云ふ。菟穂名、此をば宇保那(ウホナ)と云ふ」とあって、「菟」字は「ウ」と訓んでいる。
広辞苑 名詞 うさぎ」に同じ。 〈斉明紀訓注〉
大言海 名詞 〔此獸ノ本名ナルベシ、古事記上 三十二 ニ「(ハダカナル) 伏也 (フセリ)」繼體紀ニ「 菟皇 ()子」ナドアル、皆、うト訓ムベキモノノ如シ、尙、うさぎノ條ヲ見ヨ〕
うさぎニ同ジ。
神武紀「筑紫國 菟狹 (ウサ)
齊明紀、五年三月「 問兔 (トヒウ)」(地名)
萬葉集、十 十二 菟楯 (ウタテ)(轉)コノゴロ」
箋註倭名抄、二 五十三 「兔缺、字久知」 寅卯 (トラウ)
夫木抄、二十七、兔「露ニ臥ス、うノ毛ノイカニ、シヲルラム、月ノ桂ノ、影ヲタノミテ」
兔

検索用附箋:名詞動物

附箋:動物 名詞

最終更新:2024年05月08日 19:12