辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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日本国語大辞典 | 自動詞 | ① 連れ立つ。いっしょに行く。同行する。また、いっしょに行動する。 | 古今和歌集(905‐914)羇旅・四一二「北へゆくかりぞ鳴くなるつれてこしかずは足らでぞかへるべらなる〈よみ人しらず〉」 | 連 |
② ある物事の状態の変化などに伴って他の事が移り動く。→連れて。 | 「歌は世につれ、世は歌につれ」 | |||
他動詞 | いっしょに従える。同行者としてひきいて行く。 | 文明本節用集(室町中)「連 レ 人 ヒトヲツルル」 | ||
広辞苑 | 自動詞 | ①つらなる。 | 源氏物語須磨「朝ぼらけの空に雁―・れて渡る」 | 連る |
②つれだつ。同行する。 | 源氏物語松風「殿上人四五人ばかり―・れてまゐれり」 | |||
③(「…に―・れて」の形で)…に従って。…に応じて。 |
浄瑠璃、心中宵庚申「衣服の綺羅も世に―・れて」。 「時間のたつに―・れて」 |
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他動詞 | 携えて行く。従える。つれて行く。 |
源氏物語若菜上「若葉さす野べの小松を引き―・れて」。 平家物語9「三騎―・れて敵の中へ駆け入り」 |
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大言海 | 自動詞 | 伴フ。ツヅキ從フ。ツレダツ。伴隨 |
源、四十三、竹川
廿八
「夕暮ノシメヤカナルニ、藤侍從トつれテアリクニ、カノ御方ノ御前近ク、見ヤラルル」 曾我物語、八、富士狩場への事「馬ハ手綱ヲ捨テラレテ、眞砂ニつれテ落チテ行ク」 心中宵庚申(享保、近松作)上「衣服ノ綺羅モ世ニつれテ、戒ムルトハナケレドモ」 「連れテ歌フ」音ニ連る」世ニ連る」時節ニ連る」 |
連 |
動詞活用表 | ||
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未然形 | つれ | ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし |
連用形 | つれ | たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても |
終止形 | つる | べし、らし、らむ、ましじ、まじ |
連体形 | つるる | も、かも、こと、とき |
已然形 | つるれ | ども |
命令形 | つれよ |
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