てて(連語)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 連語 ( 「といひて」「というて」の変化したもの ) =とて
① ある事を理由にして後のことを述べるのに用いる。…というので。
狂言記・萩大名(1660)「ていしゅが、でけたてて、いかふよろこぶは」
② 逆接の意を表わす。…といったって。…であっても。 歌舞伎・傾城江戸桜(1698)中「誰ぢゃてて傾城に成りたうて成る者は一人もない」
広辞苑 助詞 (上方語。「とて」の転)
①前の内容を前提に引き、後に続ける。…といって。
狂言、萩大名「ていしゆが、でけた―、いかふよろこぶ」
②逆説の意で続ける。…といっても。 浄瑠璃、新版歌祭文「そうぢや―茶屋の内もやつぱり人目」

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最終更新:2025年05月11日 13:15