は(葉)

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日本国語大辞典 名詞 茎に側生する扁平な構造で、光合成・水分の蒸散・呼吸作用を営む主要な器官。表皮系・基本組織系・維管束系よりなり、葉身、葉柄、托葉などに分化する。葉身の形により単葉・複葉、あるいは普通葉、鱗片葉、苞葉などの区別がある。葉が本来の形・作用を変え、保護・貯蔵・生殖作用などを営む変態葉を呈すこともある。 ※古事記(712)中・歌謡「狭井河よ 雲たちわたり 畝火山 木の波(ハ)騒ぎぬ 風吹かむとす」
広辞苑 名詞 植物の栄養器官の一つ。炭酸同化作用および呼吸作用を営む。形状は一様でないが、一般に扁平で、完全葉では葉身・葉柄・托葉の3部から成り、その維管束を葉脈という。また、花弁・(がく)(ずい)などは葉の変形したものとみなされる。 万葉集6「橘は実さへ花さへその―さへ」
大言海 名詞 (ヒラ)ノ約〕
草木ノ莖幹、枝條等ヨリ生ジテ、 片片 (ヒラヒラ)シタルモノ。其呼吸作用ヲ營ムノ機ナリ。形、色、種種ナレドモ、普通ハ橢圓形ニシテ、扁平、綠色ナルモノ多シ。
倭名抄、廿 三十 木具「葉、波、草木ノ敷於莖枝者也」
古事記、中(神武) 十三 「畝傍山、晝ハ雲ト居、夕サレバ、風吹カムトゾ、木ノ()サヤゲル」
同、下(仁德)「シガ花ノ、テリイマシ、シガ()ノ、ヒロリイマスハ、オホギミロカモ」
萬葉集、一 十二 長歌「秋山ノ、木ノ葉ノ見テハ、 黃葉 (モミヅ)ヲバ、取リテゾシヌブ」

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最終更新:2023年07月30日 19:19