てや(連語)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 [ 一 ] ( 引用を表わす格助詞「て」に間投助詞「や」の付いたもの ) …とよ。 狂言記・悪坊(1660)「はて。はなしやれてや」
[ 二 ] ( 接続助詞「て」に間投助詞「や」の付いたもの ) …ておくれよ。 浄瑠璃・生玉心中(1715か)上「なう駕籠の衆、まづ待ってや」
[ 三 ] ( 終助詞「て」に間投助詞「や」の付いたもの ) 親しみの気持をこめ、軽い感動を表わす。また、軽く念を押す。…よ。…ね。 歌舞伎・幼稚子敵討(1753)六「殊外御寵愛じゃてや」
広辞苑 ①(終助詞テに間投助詞ヤが付いたもの)感動または強意を表す。 浄瑠璃、鎌倉三代記「貴様たちににらまれてはならぬ―」
②(接続助詞テに終助詞ヤの付いたもの)婉曲な命令または希望を表す。 浄瑠璃、生玉心中「なう駕籠の衆、まづ待つ―」

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最終更新:2025年05月18日 14:24