とづ(綴)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 重ねてひとつにつづりあわせる。ひとつに縫いつける。 〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
談義本・教訓続下手談義(1753)四「小袖の裙はほらほらせぬやうに針でとぢて歩行(あるく)さへ」
広辞苑 他動詞 ①重ねて一つにつづり合わせる。一つに縫いつける。 能因本枕草子なまめかしきもの「薄様の草子、村濃の糸してをかしく―・ぢたる」。
「新聞を―・じる」「こよりで―・じる」
綴づ
②溶いた卵で煮物などの材料をまとめる。
大言海 他動詞 前條ノ語ノ轉〕
重ネテ結ビ(ツヅ)ル。一ツニ縫ヒツク。
名義抄「緘、トヅ、ツツム、ツカヌ」綴、トヅ、ツヅル」
字鏡 廿八 「絎、麁縫也、止豆」
天治字鏡、十二 廿九 「絡着、止豆」
枕草子、五、四十六段、なまめかしきもの「簿樣ノ草子、ムラゴノ絲シテ、ヲカシクとぢタル」
「書物ヲ綴づ」
動詞活用表
未然形 とぢ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 とぢ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 とづ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 とづる も、かも、こと、とき
已然形 とづれ ども
命令形 とぢよ

検索用附箋:他動詞上二段

附箋:上二段 他動詞

最終更新:2025年06月21日 18:03