ひ(梭・杼)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 機織用具の一つ。経(たていと)の開口した間を左右に飛走して緯(よこいと)入れを行なう。飛びやすいように流線形をしている。さす。さい。ひい ※古事記(712)上「梭(ひ)に陰上(ほと)を衝きて死にき」 杼・梭
広辞苑 名詞 織機の付属具。製織の際、(よこ)糸を通す操作に用いる。木または金属製で舟形に造ったものの両端に、金属・皮革などをかぶせ、胴部に 緯管 (よこくだ)を保持する空所がある。一側にうがった目から糸を引き出し、(たて)糸の中をくぐらせる。さす。さい。 〈倭名類聚鈔14〉 杼・梭
大言海 名詞 (ハタ)ノ具。(ヌキ)絲ヲ卷ケル(クダ)ヲ容ルルモノ。(タテ)絲ノ中ヲクグラシメ、布ノ端ヨリ端ヘ遣リ通ハス。ヒイ 倭名抄、十四 十五 織機具「杼、受緯曰䇡、亦謂之梭、今案、䇡、杼字也、比」
神代紀、上 廿七 「是時天照大神驚動、以()(通證訓)傷身、由是發慍、云云」
仁德紀、二年三月「妃日向髮長媛、生大草香皇子、 幡梭 (ハタヒ)皇女
晉書、陶侃傳「侃少漁雷澤、網得一梭、挂壁上雷雨暴至、化龍而去」
說文「杼、機之持緯者」
梭・杼

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附箋:名詞 物品

最終更新:2023年08月05日 21:08