とど(⿰魚段・魹)

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日本国語大辞典 名詞 アシカ科の哺乳類。雄は体長約三メートル、体重一〇〇〇キログラムに達するが、雌は体長二・五メートル、体重三〇〇キログラムほどにしかならない。体はアシカに似ているがはるかに大きく、頭の幅が広く後頭部が低い。体色は黄褐色ないし暗褐色。繁殖期にはオットセイと同じように一雄多雌だが雄が占有する雌の数は少なく、十数頭ほど。食物は魚類やタコなど。太平洋の北部で繁殖し、北海道などに回游する。 出雲風土記(733)嶋根「等等嶋 禺禺(とど)当(いた)り住めり」 海馬・胡獱
[補注]「物品識名」に「トド 海獺の年を経たるものを云」とあるように、古くはアシカが成長してトドになったと考えられていた。
広辞苑 名詞 (ニヴヒ語由来といわれる)アシカ科の哺乳類。アシカに似るが大形で、雄は体長約3メートル、雌は2.7メートルに達する。体は淡茶褐色。北太平洋に生息、日本では北海道・青森の海岸に見られる。 出雲風土記「―(いた)り住めり」 胡獱
大言海 名詞 〔或ハ蝦夷語、Tondo.或ハ、Todo,Toto.カ〕
(一)海獸ノ名。北海ニ多シ。膃肭獸ニ似テ大ナリ。但シ、齒ハ常ノ如シ。背ニ斑文アリ。海獱
𩹨・魹
(二) 海驢 (アシカ)。(能登)

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最終更新:2025年06月22日 14:46