とよ(豊)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ( 助詞「の」を伴って連体詞のように用いるほか、名詞、時に動詞の上に付いて熟して用いられる ) 物事が十分に満ち足りていること、ゆたかなことを表わして、ほめる意を添える。「豊の明り」「豊の年」「豊御酒(みき)」「豊秋津島」「豊寿(とよほ)く」など。 万葉集(8C後)一一・二五一一「隠田(こもりく)の豊(とよ)泊瀬道(はつせぢ)は常滑(とこなめ)の恐き道そ恋ふらくはゆめ」
広辞苑 ①十分に足りととのうこと。ゆたか 古事記上「―みきたてまつらせ」
②五穀のみのりのよいこと。→豊の年
大言海 名詞 〔富世ノ意カト云フ〕
(一){物ノ(タラ)ヒテ(ユタカ)ナルヲ(タタ)フル語。又、勝レタルヲ美メ稱ヘ云フ語。
萬葉集、六 廿五 長歌「還リ來ム日、相飮マム()ゾ、此ノ豐御酒ハ」
「豐ノ宮人」豐ノ(アカリ)」豐秋津島」
(二)五穀ノ多ク(ミノ)ルコト。 豐年 (ホウネン) 「豐ノ年」豐ノ雪」

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附箋:名称 名詞 語素

最終更新:2025年07月26日 16:07