とよ(連語)

大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 ( 格助詞「と」に間投助詞「よ」の付いたもの )
① 「…と思うよ」「…ということだよ」の意を表わす。
万葉集(8C後)二〇・四四〇五「吾が妹子がしぬひにせよと着けし紐糸になるとも吾は解かじ等余(トヨ)」
② 感動を表わす。 狭衣物語(1069‐77頃か)三「さらに思えぬぞとよ。たしかにの給へ」
広辞苑 (トは格助詞、ヨは間投助詞。「と思ふよ」「といふよ」などを略して言ったもの)
①(「か―」の形で)はっきりしない事実、またはそれを確かめようとする気持を表す。…だろうか。…だったろうか。
源氏物語紅葉賀「まことは、うつし心か―」
②詠嘆を表す。…だよ。 枕草子137「例ならずいふは誰ぞ―」
③伝聞を表す。…といっているよ。…だそうだ。 浮世風呂4「あれは鶴賀新内の元祖の家元だ―」。
「また休みだ―」

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最終更新:2025年07月26日 16:14