どり(取)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ① 米の量をいう語に付けて用いる。
(イ) それを知行として受け取る武士を呼ぶのに用いる。「五百石取」「千石取」など。
(ロ) 量をいう語に付いて、その量をもって作る供(そな)え餠の大小を呼ぶのに用いる。「二合取り」「一升取り」など。
② 金額を表わす語に付けて用いる。
(イ) 買うのにそれだけの金がいる品をいうのに用いる。駄菓子の類にいうことが多い。
滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二「あべ川の五文どりか」
(ロ) それだけの揚代をとる下級の遊女を呼ぶのに用いる。 浮世草子・好色一代女(1686)二「先(まづ)三匁取はさのみいやしからず」
(ハ) それだけの給料をとる者を呼ぶのに用いる。 ゆく雲(1895)〈樋口一葉〉上「三十円どりの会社員」

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最終更新:2025年08月24日 18:09