び(傍)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 名詞に付いて、そのまわり、ほとりの意を添える。「川び」「山び」「浜び」など。
[補注]意味的には「へ(辺)」(「へ」の甲類音)に近いものであるが、上代特殊仮名遣からみると、同じ乙類音の「み(廻)」との関連が考えられる。
広辞苑 接尾辞 (ミ(廻)と同源)名詞に付いて、めぐり、ほとりの意を表す。 万葉集5「梅の花散り(まが)ひたる岡―には」。
「浜―」「山―」
大言海 接尾辞 ()ノ轉、又、轉ジテ、み〕
べ(邊)ニ同ジ。
萬葉集、五 十七 「梅ノ花、散リマガヒタル、 乎加肥 (ヲカビ)ニハ、鶯鳴クモ、春カタマケテ」
同、十七 十八 「時鳥、鳴キテ過ギニシ、 乎加備 (ヲカビ)カラ、秋風吹キヌ、ヨシモアラナクニ」
畝傍山 (ウネビヤマ)

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附箋:接尾辞 語素

最終更新:2024年05月10日 21:27