なぐ(薙)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 横にはらって切る。なぐる。 東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)「刀を持ちて𧂐を遶りて遍く研(ナク)」
平家物語(13C前)一一「おや子主従十四五人のりうつり、うち物ぬいて、ともへにさんざんにないでまはる」
広辞苑 他動詞 横ざまに払って切る、また、倒す。 景行紀「王の佩かせる剣 叢雲 (むらくも)、自ら()けて王の傍の草を―・ぎ(はら)ふ」 薙ぐ
大言海 他動詞 〔投ぐニ通ズルカ〕
橫サマニ拂フヤウニ切ル。刈リ倒ス。
延慶本、平家物語、五、本、越中前司盛俊被討事「船ニヨリツク者ヲバ、大刀、長刀ニテなぎケレバ、手打チキラルル者モアリ、膝打チナガルル者モアリ」
曾我物語、五、和田より雜掌事「乘リ越エ斬リ入ルトモ、裾ヲ薙ぎテ薙ぎ伏セヨ」
動詞活用表
未然形 なが ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 なぎ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 なぐ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 なぐ も、かも、こと、とき
已然形 なげ ども
命令形 なげ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年09月13日 21:11