なご(猜拳)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 「いしなご」の略 )
① 遊戯の一種。小石を一つ投げ上げて、落ちてくるのを受けるまでに、下にまいた他の小石を取り、早く拾いつくした方を勝とするもの。小石でするお手玉に似た遊び。
俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)何毛第三「にぎりこぶしはうき大はんにゃ なこよぶに六百貫やまけぬらん」
② 二人が互いに碁石など数を定めて持ち、おのおのその中の若干の石を握り出して、双方の合した数をいい当てて勝負する遊び。
大言海 名詞 〔いしなご(擲石)ノ略ナラム〕
(一)古ヘノ 藏鈎 (ザウコウ)ノ戲。(イシ) 投子 (ナゴ)ナド用ヰテ、握リタルナルベシ。又、ナンゴ。
守武千句「今ハ呼ブトモ、戾ラジト思フ」負ケヌレバ、なごノ勝負モ、ヤメニケリ」握拳ハ、ウキ大ハンニャ」なご呼ブニ、六百貫ヤ、負ケヌラム」
好色一代男(天和、西鶴)「扇引、なんご呼デオノヅト子供心ニナッテ」
猜拳
(二)今ハ、なんこト淸音ニ呼ビテ、何箇ノ算トス。二人、互ニ碁石ナド數ヲ定メテ持チ、各、其中ノ若干ヲ握リテ出シ、一人、其數ヲ云ヒテ開キ、雙方、合シタル數ヲ言ヒ()ツルヲ勝トス。

検索用附箋:名詞習俗

附箋:名詞 習俗

最終更新:2025年09月14日 17:12