なし(甚)

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日本国語大辞典 接尾辞 ( 形容詞ク活型活用 ) 性質・状態を表わす語(多く、形容詞語幹・形容動詞語幹など)に付いてその意味を強調し、形容詞化する。「苛(いら)なし」「うしろめたなし」「切(せつ)ない」「はしたない」など。また、「大層もない」「滅相もない」など、「も」のはいった形もある。 かた言(1650)一「けふの御成(おなり)は冥加なひ御ことにてさふらふ」
広辞苑 接尾辞 (ク活用型)性質・状態を表す語に添えて、その意味を強め、形容詞をつくる。「甚だしい」の意。 「うしろめた―・し」「(いら)―・し」「切―・い」「はした―・い」「せわし―・い」
大言海 形容詞 (イタ)しノ略ナル、()しニ通ズ〕
他語ニ接シテ、接尾語ノ如ク用ヰル語。
竹取物語「サル業スル船モナシト答フルニ、()ヂなきコトスル船人ニモアルカナ、エ知ラデカク云フト覺シテ」
宇治拾遺、九、第一條「心ザシアリツル郡司ノ妻ヲ、ウシロメタなき心使ハンコト、イトホシケレド、此人ノ有樣ヲ見ルニ」
(イラ)なし」荒ケなし」思ツカなし」ハシタなし」

検索用附箋:形容詞ク活用
検索用附箋:接尾辞

附箋:ク活用 形容詞 接尾辞

最終更新:2025年09月14日 19:51