など(何)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 副詞 ( 「なにと」の変化したもの ) どうして。何故に。なぜ
(イ) 疑問表現に用いる場合。
古事記(712)中・歌謡「あめつつ 千鳥ま鵐(しとと) 那杼(ナド)裂(さ)ける利目(とめ)」
浮世草子・好色二代男(1684)七「はるはる御出ましてなど我に言葉もかけたまはぬは」
(ロ) 結びの表現を省略して、感動詞的に用いる場合。 源氏物語(1001‐14頃)夕霧「かかる人をここかしこに落しおき給て、など寝殿の御まじらひは」
(ハ) 反語表現に用いる場合。 源氏物語(1001‐14頃)帚木「かく、数ならぬ身を、見もはなたで、などかくしも思ふらん」
広辞苑 副詞 (ナニトの転)どうして。なにゆえ。なぜ 古事記中「―さける 鋭目 (とめ) 何ど
大言海 副詞 〔なぞノ轉カ〕
(ナニ)ト。ナニゾ。何トシテ。何故ニ。アゾイカニナゼ
源、十二、須磨 五十 「ソノ樣トモ見エヌ人來テ、など、宮ヨリ召シアルニハ參リ給ハヌトテ」
同、二、帚木 十七 「數ナラヌ身ヲ見モ放タデ、など、斯クシモ思フラム」
古今集、三、夏「宿リセシ、花橘モ、カレナクニ、など時鳥、聲絕エヌラム」

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最終更新:2025年09月20日 15:43