なふ(綯)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 多くの糸や紐などをより合わせる。よって縄などを作る。あざなう 観智院本三宝絵(984)中「葛をなひて縄につけておとしいれつ」
広辞苑 他動詞 数本の糸・ひも・わらなどを、よりあわせて一本にする。あざなうよる 〈類聚名義抄〉。
「縄を―・う」
綯ふ
大言海 他動詞 數多ノ線ヲ交ヘ合ハセユク。左右相交フ。アザナフ () 字類抄「紉、ナフ、嗦、綯」
名義抄「搓、ヨル、ナフ」
天治字鏡、十二 三十一 「搓索餠、麥奈不」
狂言記、緡繩「ヤイヤイ、百ザシニなはズトモ、貫ザシニなへ、己ガ持ッテ居ラウホドニ」
同、同「洒杯ナド仕居ライデ、繩ヲ綯へト云ヒマシタニヨリテ、ナニガ、手中風ヂャト云ウテ、綯ひマセナンダ」
動詞活用表
未然形 なは ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 なひ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 なふ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 なふ も、かも、こと、とき
已然形 なへ ども
命令形 なへ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年10月04日 15:05