ふ(嚔)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 (多く「鼻をふ」の形で用いて) くしゃみをする。→ひる ※万葉(8C後)一一・二六三七「うちすすり鼻をぞ嚔(ひ)つる剣刀身に添ふ妹し思ひけらしも」
[補注]平安以降は上一段化して「ひる」となるが、上代では連用形に「鼻火」(万葉‐二八〇八)の形があり、「火」が特殊仮名づかいで「ひ」の乙類を表わす仮名であるところから、上二段活用であったと考えられる。
動詞活用表
未然形 ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 ふる も、かも、こと、とき
已然形 ふれ ども
命令形 ひよ

検索用附箋:他動詞上二段

附箋:上二段 他動詞

最終更新:2024年05月10日 21:30