なぶ(並)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ならべるつらねる 古事記(712)中「日日(かが)那倍(ナベ)て夜には九夜(ここのよ)日には十日を」
[補注]「なべて」「なべての」の形で用いられることが多い。→なべて(並━)
広辞苑 他動詞 ならべるつらねる 古事記中「 日々 (かが)―・て夜には 九夜 (ここのよ)日には十日を」 並ぶ
大言海 他動詞 列ヌ。ナラブル。()ムル。(ナラ)ベ總ブ。 古事記、中(景行) 五十二 日日 (カカ)那倍テ(日數ヲ總ベテ)、夜ニハ九夜、日ニハ十日ヲ」
古今集、二、春、下「駒なべテ、イザ見ニ行カム、故鄕ハ、雪トノミコソ、花ハ散ルラメ」
續千載集、一、春、上「押シなべテ、空ニ知ラルル、春ノ色ヲ、己ガ音ノミト、鶯ゾナク」
後撰集、六、秋、中「宿モ狹ニ、植ヱなべツツゾ、我ハ見ル、招ク尾花ニ、人ヤ止ルト」
動詞活用表
未然形 なべ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 なべ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 なぶ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 なぶる も、かも、こと、とき
已然形 なぶれ ども
命令形 なべよ

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2025年10月04日 16:55