ふ(簸)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 箕(み)で穀物などをあおって、もみがらやごみなどを除く。
[補注]「簸」を動詞として、上二段に活用した例はないが、「書紀‐神代上」の「簸之河」が、古事記に「肥河」、出雲風土記に「斐伊河」とあり、「肥」「斐」は上代特殊仮名づかいで、乙類の仮名であるところから、「簸」も同様の乙類のヒであったと見られ、したがって、古くは上二段活用であったと考えられる。後に「簸 米比留」(新撰字鏡)のように上一段化した。
動詞活用表
未然形 ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 ふる も、かも、こと、とき
已然形 ふれ ども
命令形 ひよ

検索用附箋:他動詞上二段

附箋:上二段 他動詞

最終更新:2024年05月10日 21:30