なゐ

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① ( 「ふる」「よる」を伴って「地震が起こる」の意に用いる ) 地盤。大地。→ないふる 日本書紀(720)武烈即位前・歌謡「下とよみ 那為(ナヰ)が揺(よ)り来ば 破(や)れむ柴垣」 地震
② 大地が震動すること。地震(じしん)。 日本書紀(720)推古七年四月(岩崎本訓)「則ち四方に令(のりこ)ちて地震(ナヰ)の神を祭ら俾む」
[語誌]「大地」の意であり、「なゐがよる」「なゐふる」とは「地面がゆれる」の意である。動詞部分が省略され、「なゐ」が地震そのものを指すようになった。
広辞苑 名詞 (ナは土地の意。ヰは場所またはそのものの存在を明らかにする意)地。転じて、地震。 武烈紀「―が()り来ば」。
方丈記「おびたたしく大―ふること侍りき」
大言海 名詞 ()(ユリ)ノ約轉ト云フ〕
地震ノ古言。今モ、中國、西國ニテハ云ヒ、沖繩ニテハ、ないト云フトソ。
字類抄「地震、ナヰ」
允恭紀、五年七月「 地震 (ナヰフル)
武烈卽位前紀「 下驚動 (シタトヨ)ミ、那爲ガ()リ來バ、()レム柴垣」
推古紀、七年四月「 地動 (ナヰフリテ)舍屋悉破、則令四方、俾祭地震神
天智紀、三年三月「是春 地震 (ナヰフル)
地震

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附箋:名詞 天文

最終更新:2025年10月26日 16:36