| 辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
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| 日本国語大辞典 | 自動詞 | ① つかまらないように走って去る。危険を避けてのがれる。また、自分にとって具合の悪い場所から抜け出て遠くに去る。のがれる。 | 日本書紀(720)顕宗元年二月(図書寮本訓)「朕、幼年に在て、亡逃(ニケ)て自ら匿(かく)れたり」 | 逃・迯 |
| ② 面倒なことに近づかないようにする。関係することから身をかわす。避ける。 | とはずがたり(14C前)一「なにの御用とも覚えねども、そそろき、にぐべき御人からならねば候に」 | |||
| ③ 本来そこにあってほしい場所から遠くに去ったり、失せたりする。 |
「好機が逃げる」 流星(1924)〈富ノ沢麟太郎〉五「彼は気が挫(くじ)けて四肢の張りが逃げて行ってしまひさうに感じた」 |
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| 広辞苑 | 自動詞 | ①とらえられないように、相手の力の及ばない所へ走り去る。 |
源氏物語若菜上「物に引き掛けまつはれにけるを、―・げむとひこじろふ程に」。 平家物語7「南都をば―・げて北国へ落ち下り」。 「小鳥がかごから―・げる」 |
逃ぐ |
| ②避ける。責任を回避する。 | 源氏物語若菜下「女楽に、えことまぜでなむ―・げにける、と伝はらむ名こそ惜しけれ」 | |||
| ③(「北げる」とも書く)敗北する。敗走する。後退する。 | 天草本平家物語「兼康は主従ただ三人にうちなされて―・げて行くを」 | |||
| 大言海 | 自動詞 |
〔字ハ逃ノ草書ノ誤用、のがるト通ズ〕 |
字類抄「迯、ニク、逃、ニク、亡、ニク、北、ニク」 宇治拾遺、二、第十條「今ハ逃ぐトモ、ヨモ、逃ガサジトオボエケレバ」 源、廿二、玉蔓 十三 「四月ノ二十日ノ程ニ、日取リテ來ントスル程ニ、カクテにぐるナリケリ」 落窪物語、一「物ヲ散ラシナガラ、にぐる者カラムルヤウニ、袖ヲトラヘ、サキニオシタテテオハス」 竹取物語「コレナラムト覺シテ、近ク寄ラセ給フニ、にげテ入ル袖ヲトラヘ給ヘバ、面ヲフタギテ 古今集、十七、雜、上「アカナクニ、マダキモ月ノ、カクルルカ、山ノ端にげテ、イレズモアラナン」 後撰集、十五、雜、一「小山田ノ、驚カシニモ、來ザリシヲ、イトヒタブルニ、にげシ君カナ」 |
迯 |
| 動詞活用表 | ||
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| 未然形 | にげ | ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし |
| 連用形 | にげ | たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても |
| 終止形 | にぐ | べし、らし、らむ、ましじ、まじ |
| 連体形 | にぐる | も、かも、こと、とき |
| 已然形 | にぐれ | ども |
| 命令形 | にげよ | |
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