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には(連語)

広辞苑
大言海
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 [ 1 ] ( 格助詞「に」に係助詞「は」の付いたもの )
① 場所・時・対象・比較の基準など、格助詞「に」の意味を強調または取りたてて示す。
古事記(712)中・歌謡「日日(かが)並(な)べて 夜邇波(ニハ)九夜(ここのよ) 日邇波(ニハ)十日を」
方丈記(1212)「只、糸竹花月を友とせんにはしかじ」
② 尊敬の対象となる人物を主語として表わすことを避け、間接的に尊敬の意を表わす。もとはその住む所などを示す語をうけたが、後には人物を示す語を直ちに受けるようにもなった。…におかせられては。 宇津保物語(970‐999頃)吹上上「大将殿には平らかにおはしましき」
③ ( 推量の助動詞「む(ん)」「う」を受けて ) 「…する時には」「…したら」の意の、軽い仮定条件を表わす。 源氏物語(1001‐14頃)葵「かの御息所はいといとほしけれど、まことのよるべとたのみ聞えむには、かならず心置かれぬべし」
④ ( 「…には…が」などの形で用言を重ねて ) 「…ことは」「…という点は」の意を表わす。 都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉「小遣銭も欲しいには欲しいが」
[ 2 ] ( 断定の助動詞「なり」の連用形に係助詞「は」の付いたもの ) …では。「あらず」「あれど」など、多く否定または逆接の表現と呼応する。 万葉集(8C後)三・四四一「大君の命恐(かしこ)み大殯(おほあらき)の時爾波(ニハ)あらねど雲がくります」

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最終更新:2025年11月15日 17:40