| 辞書 | 品詞 | 解説 | 例文 | 漢字 |
|---|---|---|---|---|
| 日本国語大辞典 | 名詞 |
( 動詞「ぬける(抜)」の連用形の名詞化 ) ① あるべきであるのに、もれているもの。 |
「書類に一部抜けがある」 | 抜 |
| ② 知恵のたりないこと。また、その人。 | ||||
| ③ ( 「ずぬける」意から ) やたらに多いこと。「ぬけに」の形で用いる。 | 雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)義四「行平へうらみつらみをぬけに言い」 | |||
| ④ ( 「あるものを抜いている」の意から ) それより勝っていること。以上。 | 歌舞伎・玉藻前御園公服(1821)三立「どう見ても菊五郎をぬけといふ男で」 | |||
| ⑤ =ぬけく(抜句) | 狂歌・雅筵酔狂集(1731)雑「観音の化身のこぞりかしこしとぬけをいふべき顔つきよ喝」 | |||
| ⑥ 俳諧で、主題を句の表面にあらわさないで、なぞめいた余意によってそれと暗示させる手法。談林俳諧で流行したもの。たとえば「鹿を追ふ猟師か今朝の八重霞〈舟中〉」では「鹿を追ふ猟師山を見ず」の諺から「山を見ず」という詞が「ぬけ」になっている。ぬけがら。 | 俳諧・近来俳諧風躰抄(1679)「一、当時なぞなぞの躰、ぬけの句躰とて、はやりのやうにおもへども」 | |||
| ⑦ 江戸時代、大坂堂島の米相場で使われた語。持合(もちあい)値段より上に出ることをいう。 | 稲の穂(1842‐幕末頃)「相場弐匁五分て持合て居る時、三匁以上に成るを三匁抜けと云、弐匁以下に成たを割れると云、上をぬけと言、下をわれと言」 | |||
| ⑧ 花札で、手役の点数の少ない者が勝負中に、標準点(八八点)以上の得点をすること。 | ||||
| ⑨ 落ち度。欠点。 | 黒住教教書(1909‐20)文集「しかし、此方先方之ぬけをとがめず」 | |||
| ⑩ 数の八をいう、荒物商、畳商、履物商などの符牒。 | ||||
| 広辞苑 | 名詞 | ①ぬけること。もれること。 | 「名薄に―がある」 | 抜け・脱け |
| ②知恵の足りないこと。 | ||||
| ③「ぬけぐち」の略。 | ||||
| ④俳諧で、主題を句の表面に表さないで、暗にそれをほのめかす技法。ぬけがら。ぬき。 | ||||
| 大言海 | 名詞 | (一)拔クルコト。又、ソノモノ。モレ。オチ。遺漏 脫漏 | 拔 | |
| (二)愚鈍ノ人ヲ指シテ云フ語。百文ノ數ニ足ラヌヲ云フ。マヌケ。ヌケサク。 |
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