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ぬる(塗)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ① 物の表面に液や塗料などをなすりつける。 古事記(712)上「母(おも)の乳汁(ちしる)を塗りしかば」
虎明本狂言・鏡男(室町末‐近世初)「お白粉をぬり、べにをぬりつけ」
② 土、漆喰などをなすりつけて、塀・壁・壇などを築造する。 源氏物語(1001‐14頃)夕霧「しん殿とおぼしきひんがしのはなちいでに、すほうのたんぬりて」
太平記(14C後)三「本より屏を二重に塗(ヌッ)て、外の屏をば切て落す様に拵たりければ」
③ 自分の罪や責任を関係のない人に負わせる。なすりつける。 四座役者目録(1646‐53)下「知らぬ事丹後にぬり被仕」
④ 装いつくろう。欠点などを覆いかくす。→塗(ぬ)り回(まわ)す
広辞苑 他動詞 ①物の面に粉末や液体などをなすりつける。 万葉集16「今日往きて明日取り持ち()吾が目らに塩―・り給ひ(きたい)(はや)すも」。
「ペンキを―・る」「おしろいを―・る」「人の顔に泥を―・る」
塗る
②土・漆喰などをなすりつけて壁・塀・壇などをきずく。 源氏物語夕霧「(ひんがし) 放出 (はなちいで)に修法の壇―・りて」。
「壁を―・る」
③自分の罪や責任を他人になすりつける。 浄瑠璃、五十年忌歌念仏「此の勘十郎坊主が盗んで源十郎めに―・らんと思ふ折ふし」
大言海 他動詞 (一){物ノ面ニ被ヒテ擦リツクル。ナスル。 源、三十四、上、若菜、上 七十一 「御修法ノ壇、ヒマナクぬりテ」
狹衣、四、中 三十二 「裝束シドケナゲニシテ出デ給フヲ、大貳、ぬりハベリヌ」
「漆ヲ塗る」泥ヲ塗る」
(二)カヅクル。負ハス。ナスリツク。轉嫁ス。 源氏冷泉節(寳永、近松作)下「イヨイヨナサケナイ師匠ヤナ、師弟ハ親子ト申サヌカ、弟子ノ難義ニカハル程ノ心コソハナクトモ、我トガヲ弟子ニ塗る無得心ヤ候ベキ」
「罪ヲ塗る」
動詞活用表
未然形 ぬら ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 ぬり たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 ぬる べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 ぬる も、かも、こと、とき
已然形 ぬれ ども
命令形 ぬれ

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年12月07日 15:20